「マインドフルネスを実践するセミナー」では、
多くの場合たったひとつのことを目的とします。

それは端的に言うと「心を強くすること」。

それは何のために?

勿論、どんな状況でも動じないこころで、
ビジネスの世界で勝者になるために、
「心を強くすること」が、あくまでも主目的。

その方法論を、
仏教という一応「宗教のカテゴリー」に
所属するものから採用したとしても、
そのメソッドだけが大事なのであって、
仏教が当然もっている宗教的側面は
必要ないので全く触れない。

こうして宗教ではない「科学的な方法」が出来上がり、
それを自分の目的の為に使用してゆこうとなります。

もし皆さんが、
このような目的のためにこの本を手にしたとしたら、
残念ながら我々が目指すところとは少しずれてしまいます。

ただ、もし皆さんが、この本を読まれたうえで、
瞑想をインストラクションどおりに実践されたら、
「副産物」として皆さんの目的は
達成される可能性は高いでしょう。

この本のなかでは、
まったく違う視点から
マインドフルネスを探求してゆきます。

この本は、
曹洞禅の内山興正老師と、
テーラワーダ仏教のウ・アチンナ大長老(パオ・セヤドー)という
私の二人の先生へのオマージュになっています。

このお二人の教えが私のなかに流れ込み、
ある化学反応を起こしました。
その時、単独の伝統だけでは見えなかったことが、
突然はっきりと見えてくるという不思議なことが起こったのです。

その不思議なこととは、
「涅槃、お浄土、神の国」の存在さえもを直接感得できるような、
まったく新しいマインドフルネスの理解の誕生でした。

このマインドフルネスを、
仮に「光の中のマインドフルネス」と呼ぶことにします。

その光とは、我々の本質としての光でもあり、
瞑想の中で見えてくる光でもあり、
伝統的には浄土教経典のなかで美しく描写されてきた、
お浄土の光でもあります。


『光の中のマインドフルネス』の世界へようこそ!

(スダンマチャーラ比丘)
1956年、東京生まれ。鎌倉一法庵住職。東京外国語大学仏語科卒業。大学卒業後、曹洞宗僧侶となり1988年アメリカのヴァレー禅堂で布教、のち京都曹洞禅センター、渓声禅堂で坐禅指導。2001 年ミャンマーで具足戒を受け比丘になる。2006年帰国後、現在は「ワンダルマ仏教僧」として鎌倉一法庵を拠点に国内外で坐禅指導を行う。著書に本書のほか、藤田一照師との共著『アップデートする仏教』(幻冬舎新書)、『青空としてのわたし』(幻冬舎)、『本当の自分とつながる瞑想入門』(河出書房新社)、藤田一照師と永井均氏との共著『〈仏教3.0〉を哲学する』(春秋社)がある。

「マインドフルネス」という言葉がブームになっていますが、海外の本は成功するための自己啓発みたいな内容で、魂的にしっくりこないものがありました。
でも、この「光の中のマインドフルネス」は、とても高度な内容ながら日本人の僧侶の方が書かれているので、読んでいて内容がどんどん頭に入ってきます。現実の自分はまだ理解が追いつかない部分があっても、高次元のハイアーセルは既に知っていて、静かにうなずいているのを感じます。
高次元は、この本では「第五図」と表現されています。第四図は私たちが現実だと思っているけれど思考が作り出した「映画」の世界。私たちは自分の映画に囚われているだけでなく、ニュースで流れてくる有名人の不倫やもめ事などにあれこれ意見したりエネルギーを費やしていて、本当にムダなことをしているとこの本を読んで痛感しました。
「第五図」は、瞑想などで至ることができる、現実を超越した「空」の世界です。ここに入るのは、良い学校や会社に入るよりもよほど重要なことだと思いました。でも、試験勉強のように知識を詰め込むのではなく、全てを手放していって、その先にある、本当の自分と一体化した状態が「第五図」なのです。
この本を手に取った時点で、「第五図」の入口に立ったようなもの。暗い世の中に光が差し込むのを感じます。

マインドフルネスが流行り、「仕事の効率が上がります」「心身に良い影響を与えます」などと盛んに言われてる。でもそういう声高さには、ずっと違和感があった。だってマインドフルネスはまさに仏教であり、アジアが産んだ至高の宗教である。仏教は安っぽい「自己啓発」なんかじゃないはずだ。
その時にこの本に出会った。仏教は、自己啓発では救えない私たちを最後に救うものだ。
そして本当のマインドフルネスとは、自分が何者であるかということに気づくことであり、もう一度世界と向き合いなおすことだ。それは自分のためではなく、でも人のためでもない。自力じゃなく、他力でもない。でも同時に自分のためで、人のためで、自力で他力でもある。
そういうことだったのか!
すべてがきれいに腑に落ちた。

この稀有な本では、著者が複数の伝統を自ら実践してきた体験に基づき、マインドフルネスとブッダが提唱した苦集滅道の全てとの関わりが、率直かつ明快に語られている。
例えば、ピッチャー交代という秀逸な譬えによって、マインドフルネスの実践を始めるのは先発ピッチャー(自我)であるが、その実践自体が自らの自爆を招き、リリーフピッチャーを呼び出すこと、そしてリリーフピッチャーの視点から実践して初めてマインドフルネスが実現するという理解が可能になる。
これは、われわれがマインドフルネス瞑想を実践する際に出会う「自分が抜け落ち気づきだけが続くとき、一体誰が観ているのか?」という壮大な疑問にも答を与えてくれる。
そしてさらに、体の微細な感覚を観ることで先発ピッチャーを降板させ、慈悲でリリーフピッチャーを登場させ、ジャーナによって世界の本質である光の中に入り、智慧と世界への愛によって日常に戻り、菩薩として生き続ける具体的な方法論が立体的に描かれていく様は、まさに圧巻である。

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はじめに
プロローグ この世界には、本当にはいない私たち。ではどこにいるのか?
あなたの人生、苦しいですか?
心の苦しみに効果的な「あるがまま」放っておくと楽になるのはなぜ?
非常につらいマトリックスを脱却すると

第1章 第四図から第五図への道

「この世界に所属していない」ってどういうこと?
第五図の世界への転換――
「アタマが展開する世界の根本には『わが生命』があったのだ! 」
生老病死のあるこの世は苦しい
本当の私は、この世にいなかった!と理解するには?

第2章 マインドフルネスはシンキング(思考)なのか?

マインドフルネスとは何か
瞑想上の「本気」
キリスト教的ヴィパッサナーと「霊操」
第四図・第五図とキリスト教的ヴィパッサナーの一致

第3章 第四図と第五図のポジショニング

「青空」を巡る誤解
夢と現実では次元が違うように
第四図と第五図では次元が違う
第五図への移行 = ピッチャー交代
先発ピッチャーは不安製造装置
マインドフルネスはリリーフピッチャーの世界
リリーフピッチャーを呼ぶマインドフルネス
マインドフルネスは、第五図へのチケット
禅僧たちのマインドフルネス誤解のメカニズム
第五図の人の視点がマインドフルネス
「身体に還る」という誤り

第4章 アクセプタンスが効く理由

「苦」繋がりの仏教とセラピー
状態を変えるのではなく、本質へ戻ろうよ
苦しみをなんとかしたい!
なんとしても死を引き延ばそうとする第四図
立派な先祖代々の墓は日本の特徴
第五図への転換をねらう瞑想
第六図 = 修証一等

第5章 人生に革命を起こそう

第五図への移行は革命
第五図の本質とは何か
いったんは身体に戻る
本当のマインドフルネス゠ヴィパッサナーは無限に広い
世間の事実は事実じゃないよ
「死んだら終わり」は事実ですか?
第五図に生死の問題はない

第6章 先発ピッチャーが自爆するとき

マインドフルネスは最初は一〇〇% 失敗するもの
ごまかす人と、ごまかさない人
マインドフルネスの奇跡
リリーフピッチャーとは誰?復活したのは何?
生老病死を超えたところに行く

第7章 第五図ってクリエイティブ!

創造の源泉は第五図にしかない
瞑想と創作活動のポイントは同じ
創造の場の秘密
〝フロー体験〟も第五図の世界
第四図 → 第五図という事実の証

第8章 あなたの瞑想がうまくいかないとしたら

瞑想の実態は、失敗だらけ
瞑想すると雑念がわく、はウソ
瞑想で、ずれては戻り、ずれては戻り……
〝フロー体験〟も第五図の世界
ずれては「Z→Z’線」に戻る坐禅
創造と瞑想をリンクさせて考えると
自分がしゃしゃり出ないとき、呼吸がただそこにある
リリーフピッチャーがいる場所、第五図が概念から実感へ
第五図は、この「Z→Z’線」の図のどこか?
「Z→Z’線」から見るマインドフルネス
ずれっぱなしの日常生活
最初の気づきがすばらしい!
悪魔のささやき
悪魔を見破る

第9章 ジャーナの真相

横断するジャーナ
ヨーガの八支則、アシュタンガ
教えられていないジャーナ
とにかく、なかなかジャーナに入れない
瞑想天国にいてもジャーナに入れないのはなぜか
「Z→Z’線」の図とジャーナ
禅定で味わう、二つの喜び禅定の深まる過程
禅定と「Z→Z’線」
ピッチャーが交代し、「Z→Z’線」に留まり続ける
マインドフルネスはピッチャー交代、それがサマーディ
マインドが「T H A T」になるとき
禅定に入れないという苦悩
テクスト原理主義と実態
呼吸瞑想や只管打坐などの区別がなくなる境地
ワンダルマ・メソッドの構成論
ジャーナとは違う次元に行くこと
パオ・セヤドーから得た真の学びとは
別の部屋に入る
次元が変わることこそジャーナの一大ポイント
第五図へ移行してからも先は長い
第五図でヴィパッサナーしたとき、生死のない世界が開ける

第10章 光が見える

光のタブー
パオ・メソッドでは、実は光が大前提
清浄道論のど真ん中の光
仏教の基本構造はこれだ!
複数の伝統で考えたら、ジャーナの謎が解けた!
この世界の本質は光
回向にみる、第四図・第五図の真理
なんの心配もいらない光
「世界への愛」がないと、ジャーナへの執着を起こす
私と世界がひとつになった世界の始まり

第11章 世界を生きる最強のツールは慈悲

治療効果バツグンな慈悲の瞑想
ショッキングな「私が幸せでありますように」
地雷としての「私が幸せでありますように」
実は幸せを望んでいない
二重構造の「自己」
戒定慧で第五図に移行する
慈悲の瞑想の真実
瞑想で二重構造を実感する

青空の瞑想 ロングヴァージョン

準備1 鐘
準備2 場所
1 姿勢づくり
2 身体の微細な感覚を観ます
3 慈悲の瞑想
4 アーナーパーナ・サティ
5 終わり方


エピローグ「世界への愛」が光の世界への入り口だから

存在論の違いをぴたっと言い表せた!
自力・他力の本当の意味は?
世界への愛が、ジャーナの先の分岐点
阿羅漢にならず、菩薩になる道
道を分けるポイントは、世界への愛
愛の世界が見えますか?
第六図を愛で生きる

おわりに
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追伸・・・

本書は、
「マインドフルネスに宗教性を取り戻そう」
というのが基本的な方向性ですが、

アンチ宗教的心情をお持ちのかたも、
その気持ちは一旦棚上げして
「光の中のマインドフルネス」を実践してみてください。

実践によってみえてくる世界こそ、
実は宗教が伝えようとしてきた世界なのです。

そこは怪しさが一切ない世界だとおわかりいただけましたか。

これまで宗教の世界が発する言葉は、
確かめようのない、
根拠のない概念としか聞こえなかったかもしれませんが、

いまはそれがリアルな事実を指す言葉であり、
そのリアルな事実を誰もが直接体験できることを、
深くご理解いただけるかと思います。

本書で、我々がしようとしたのは、
基本的には、
初期仏教からほぼそのまま続いている
テーラワーダ仏教がこれまで保持してきた「サティ」の理解を、
日本の道元禅の世界観の光を照射することによって、
より立体的に理解しようという試みです。

「テーラワーダ仏教」と「道元禅」という二つの光源からの光が、
交差し合うことによって、
一つの光源の光だけでははっきりと姿を現さなかったものがみえてきます。

それを、「光の中のマインドフルネス」と名付けました。

一冊の本はいつも不思議な縁から生まれます。
どうぞ皆さまが、これから「光の中」を安らぎと喜びともに歩まれますように。

鎌倉一法庵 山下良道

(スダンマチャーラ比丘)
1956年、東京生まれ。鎌倉一法庵住職。東京外国語大学仏語科卒業。大学卒業後、曹洞宗僧侶となり1988年アメリカのヴァレー禅堂で布教、のち京都曹洞禅センター、渓声禅堂で坐禅指導。2001 年ミャンマーで具足戒を受け比丘になる。2006年帰国後、現在は「ワンダルマ仏教僧」として鎌倉一法庵を拠点に国内外で坐禅指導を行う。著書に本書のほか、藤田一照師との共著『アップデートする仏教』(幻冬舎新書)、『青空としてのわたし』(幻冬舎)、『本当の自分とつながる瞑想入門』(河出書房新社)、藤田一照師と永井均氏との共著『〈仏教3.0〉を哲学する』(春秋社)がある。